風待ち・潮待ち・木江地区が栄えた時代、
戦後、貧しかった中で遊女たちの戦いがあった。 木江港(天満)は、「おちょろ舟」で名高く、瀬戸内随一の遊郭街で活気に満ちていた。
木造2、3階建ての遊郭(今現在も残る町並み地区)が道路の両側に建ちならぶ。 夕刻になると、手漕ぎの屋形の「おちょろ舟」が、港内の大小の貨物船に接舷し、 「姐さん」と呼ばれる女郎を船室に送りこむ。彼女たちは一晩の性を売っていた。